世界の終わりを君と過ごす
1時間後、私はやっと四人から開放された。

ジャージに着替え急いで家に帰る。

帰宅途中、玲奈の言葉を思い出した。


『告発なんかしてみろ。どうなるかぐらい分かってるよね?』

どうなるかなんて考えただけで恐ろしい。

告発なんかできっこない。


家につくと「ただいま」も言わずに部屋にこもった。
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