先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~

「じゃあ、課長とのこと隠さなくても?」

いきなりポッと顔が赤くなった。おっこれは…?

「う、うん。その…やっと航さんからも告白してくれて、正式に付き合うことに・・」

キャーッと言って赤い顔を手でかくして悶えていてかわいすぎる!

「良かったですね!これからは堂々とお付き合いできますね」

「そ、そんな、公表したいわけじゃないんだけど・・」

まだ赤い顔をして、あたふたしてて。それを見ると私も嬉しくなってきた。

「さ、さあ、私の話はおしまい。次は知佳ちゃん。日野君のこといつから好きだったの?」

突然話を振られてあたふたするのは私の番だった。

「えっいや、なんか花笑さんの話聞いたらもうおなかいっぱいで・・」

「そんなこと言わずに教えて?私最初置田君といい感じだと思ってたんだけど」

「えっなんでそこで置田君がでてくるんですか?」

「ん?なんかいつも楽しそうだし、置田君いつも知佳ちゃんのこと見てたから。
でも、知佳ちゃんはいつも日野くんのこと見てたわね。だから、ああこれは3角関係?って思ってたんだけど」

「ええ~!さ、三角関係?!」

花笑さんから聞き捨てならない言葉が!アワアワしながらそんなわけないと否定したら、

「うんわかってる。だから知佳ちゃんの話おしえて?」

かわいく首をかしげてお願いされて・・・、

< 47 / 272 >

この作品をシェア

pagetop