【完】さつきあめ
光からはたまに気まぐれでラインがきて
それが短い時もあれば、長い時もあった。ディズニーの話も何となくして、何となく行くことになった。
それなら夕方から行って、夜のパレードを見ようって話しになっただけで、きっとそれは光にとって手馴れていたことで、わたしだけが特別ではないと確信してた。
美優と別れて夕方。
待ち合わせ場所に行ってドキドキして待っていた。
さっきの話を思い出して、好きなわけない。好きになるわけない。と何度も言い聞かせて。
待っていると、車が横付けされ、クラクションが鳴らされた。
光の黒い車。この間夜見た時には気づかなったけれど、汚れ1つなく、ぴかぴかに磨かれていた。
「なに、その大荷物」
会った瞬間、両手に抱える紙袋を見て光は大笑いした。
昼間の光。
スーツを着ずにラフな格好をしている光。
スーツがこの世界で1番似合う人だと思っていたけれど、私服もシンプルなジーパンとティシャツだったけれど、それはそれでモデルみたいに絵になる人だと思った。
いつもつけていたダイヤの散りばめられた腕時計は、太陽の光できらきらと光っている。
光は手慣れたように大量の紙袋を車の後部座席に置いて、わたしを助手席に招き入れた。
助手席のドリンクホルダーには、先週発売されたばかりとツイッターで話題になってたコーヒーショップの桃のフラペチーノが置かれていた。
「どうぞ、外で待ってたら暑かったろ?」
「ありがとうございます」
歩き回って疲れていた体に桃のフラペチーノはしみた。
この男は何をすれば女の子が喜び、嬉しがるかを知っているのだと思う。どこまでも抜け目のない光を見て、やっぱりたらしだなぁと思いながらストローで桃のフラペチーノをすする。喉を爽やかな甘みが突き抜けていく。
それが短い時もあれば、長い時もあった。ディズニーの話も何となくして、何となく行くことになった。
それなら夕方から行って、夜のパレードを見ようって話しになっただけで、きっとそれは光にとって手馴れていたことで、わたしだけが特別ではないと確信してた。
美優と別れて夕方。
待ち合わせ場所に行ってドキドキして待っていた。
さっきの話を思い出して、好きなわけない。好きになるわけない。と何度も言い聞かせて。
待っていると、車が横付けされ、クラクションが鳴らされた。
光の黒い車。この間夜見た時には気づかなったけれど、汚れ1つなく、ぴかぴかに磨かれていた。
「なに、その大荷物」
会った瞬間、両手に抱える紙袋を見て光は大笑いした。
昼間の光。
スーツを着ずにラフな格好をしている光。
スーツがこの世界で1番似合う人だと思っていたけれど、私服もシンプルなジーパンとティシャツだったけれど、それはそれでモデルみたいに絵になる人だと思った。
いつもつけていたダイヤの散りばめられた腕時計は、太陽の光できらきらと光っている。
光は手慣れたように大量の紙袋を車の後部座席に置いて、わたしを助手席に招き入れた。
助手席のドリンクホルダーには、先週発売されたばかりとツイッターで話題になってたコーヒーショップの桃のフラペチーノが置かれていた。
「どうぞ、外で待ってたら暑かったろ?」
「ありがとうございます」
歩き回って疲れていた体に桃のフラペチーノはしみた。
この男は何をすれば女の子が喜び、嬉しがるかを知っているのだと思う。どこまでも抜け目のない光を見て、やっぱりたらしだなぁと思いながらストローで桃のフラペチーノをすする。喉を爽やかな甘みが突き抜けていく。