純真~こじらせ初恋の攻略法~
綺麗サッパリ忘れて気持ちを切り替える。

そんな単純なことじゃないと藤瀬くんはわかっているのだろう。

納得できないとばかりに、眉を寄せて私を見つめる。

「茉莉香の言ってることもわからないわけじゃない。でも本当にそれでいいのか?後で辛くならない?」

「ならない。もしも辛くなったら、ちゃんと藤瀬くんに言うから」

もう一人で無理したりしない。

SOSはしっかりと伝える。

きっとそれを藤瀬くんは許してくれるから。

今まで見たいに下手な意地なんて張らず、これからは少しでも素直に可愛らしくいきたい。

「そうなったら……また支えて」

今日みたいに抱きしめてキスして、私を癒してほしい。

そんな気持ちも込めて見つめると、藤瀬くんは苦笑しながら頷いた。

「その時は謝らなくてよさそうだ」

なんていいながら、藤瀬くんは仕事に戻っていった。

私が少し素直になるだけで、私と藤瀬くんの関係は近付く。

それがどんな形であったとしても、私にとっては大きな一歩だ。

時を経て、同じ人に2度も恋をしたのだから、間違いなく本物の愛だから。

私のペースでゆっくり向き合っていこう。

そう決心して、私はゆっくり眠りについた
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