純真~こじらせ初恋の攻略法~
「永久たち、夕方には来るってさ。引っ越しもまだだっていうのに強引なんだもんな」
「いいんじゃない?全部持ち寄ってくれるっていうんだから」
「茉莉香は甘い。他の3人はともかく、永久は酔ったらすぐ寝ちまうからな。絶対飲ませ過ぎないようにしないと」
「そうね。寝るにしても布団がないし」
「そこじゃない。今日はマンションでの最後の夜なんだからな」
「そうね……」
藤瀬くんのマンションに引っ越して2年。
あのマンションにも、随分とたくさんの思い出ができた。
最後の日は二人でまったりと最後の夜を過ごしたいという藤瀬くんの思いは十分理解できる。
「私の夢が現実になった。真斗くん、ありがとう」
「俺の夢も現実になった。茉莉香、ありがとう。これからはもっともっと茉莉香を幸せにする。愛してるよ」
「私も……世界で一番愛してる」
私達は微笑みあい、繋いだ手に力を込めて、この場所で再度、永遠の愛を誓い合った。
大事にしていた初恋を、私達は他人の悪意によって捩じられ、自分達の弱さによって拗らせて、それは長年心を病む原因となっていた。
10年以上の時を経て再会し、お互いに病んだ心を曝け出せば、あっさりと病の処方箋を出す事ができた。
その処方箋に書かれていたのはたった一言。
『好きといいなさい』
それだけだった。
簡単な言葉だけれど、相手に伝えるのは難しい言葉。
けれど言葉にしてみれば、あとは自然に溢れてくるものだから。
これからも恐れずに、思いやりながらも言葉にしていこう。
二人の新たな夢のために。
これから広がる、私達の未来のために……。
~~~~END~~~~
「いいんじゃない?全部持ち寄ってくれるっていうんだから」
「茉莉香は甘い。他の3人はともかく、永久は酔ったらすぐ寝ちまうからな。絶対飲ませ過ぎないようにしないと」
「そうね。寝るにしても布団がないし」
「そこじゃない。今日はマンションでの最後の夜なんだからな」
「そうね……」
藤瀬くんのマンションに引っ越して2年。
あのマンションにも、随分とたくさんの思い出ができた。
最後の日は二人でまったりと最後の夜を過ごしたいという藤瀬くんの思いは十分理解できる。
「私の夢が現実になった。真斗くん、ありがとう」
「俺の夢も現実になった。茉莉香、ありがとう。これからはもっともっと茉莉香を幸せにする。愛してるよ」
「私も……世界で一番愛してる」
私達は微笑みあい、繋いだ手に力を込めて、この場所で再度、永遠の愛を誓い合った。
大事にしていた初恋を、私達は他人の悪意によって捩じられ、自分達の弱さによって拗らせて、それは長年心を病む原因となっていた。
10年以上の時を経て再会し、お互いに病んだ心を曝け出せば、あっさりと病の処方箋を出す事ができた。
その処方箋に書かれていたのはたった一言。
『好きといいなさい』
それだけだった。
簡単な言葉だけれど、相手に伝えるのは難しい言葉。
けれど言葉にしてみれば、あとは自然に溢れてくるものだから。
これからも恐れずに、思いやりながらも言葉にしていこう。
二人の新たな夢のために。
これから広がる、私達の未来のために……。
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