彼氏は冷たくて
「おはようってどうしたの?その目」

「昨日ね…」

そうして、私は琉生くんにされたことを全て話した

「え?そんなことが起きてたの?大変だったねー」

そして私は慰められながらも励まされて気が楽になった

「とにかく、今日の放課後しっかりと断るんだよ」

「うん、がんばる、私はやっぱり優希くんが好き」

そう思って私は断るということを決意したのだ

「あのね、琉生くん。やっぱり優輝くんがすき」

「あのだからごめんなさい。」

「ふぅーそっか。じゃあ最後にハグだけさせて?」

え?ハグ、でも終わるのならいいのかな?

「……」

「やっぱダメか、」

そう言いながら琉生くんは少し悲しそうだった

「いいよ、最後なら」

「ありがとう。」

私はそうして最後のハグをしたのだった。

「は?なにしてんの?友希」

え?もしかして…

「優輝くん、違うのこれは!」

見られてたの?まさか

「おまえは、こいつがいいのか。」

違う違うよ

「あーぁ泣かせちゃって、大丈夫?友希ちゃん」

「っ…なら、もういい。悪かったな」

いや、行かないでよ。優輝くん。

「ぃ…ゃ…」

泣きすぎて声が出なかった

「落ち着いた?友希ちゃん」

「ごめんね。俺」

「ううん。悪くないよ。琉生くんわ。私が」

「仲直りまでしっかりさせなきゃなー俺が」

「へ?」

「ほらこの店見て」

そういって琉生くんは写真を見せてくれた

「これ、優輝くんだ」

え?どうしてここでやってるんだろう

「ありがとう。行ってみる」
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