No border ~雨も月も…君との距離も~
前髪を かきあげながら…シンは 私の濡れた髪に触れて、ズルいくらいに 艶っぽい表情で 私を解放する。
そんな…瞳で見つめるのは…
ズルい。
そんな風に…キスだけで…
ダメに……なる。
うわ言のように、シンの名前を繰り返す私は……それすらも…その皮膚に乱される。
堪えきれなくなった シンの激しさに…
私は私を狂わされる。
「 あぁ……はぁ…お願い…やめ…あぁ…… 」
「 声…出すなよっ…壁、うっすいから… 」
イジワルだよ……。
シンの肩に水滴が弾いて、滑り落ちる…。
その肩で 声を閉じ込めて、イジワルに私に触れて攻めまくる シンに…砕けそうになる。
「 ……あぁ…ん…無理…だよ!‼ 」
やっぱり、ズルい。
無理と言わせておいて……躰は勝手に、もっと…もっと…と求めるように 掻き回す。
そうやって、いつも私を巻き込んでいく…
自分の孤独や不安まで、全部…全裸の私を巻き込んで。
「 シンは…イジワルで…ズルい…。…あ…はぁ…あん…お願い、やめないで…」
「 ……はぁ…イジワルでズルいって…最っ低だなっ(笑) 」
隣の住人との壁に気を使うくらいなら…こんなことしないよぉ~!
私の片手は、必死にシャワーカーテンを握りしめる。
「 紗奈……… 傍に…いて。」
愛してるよ……シン。
シャワーの音が、私の返事を かき消していく。
「 帰るなよ……ずっと…はぁ……ここにいて…。
俺の、側にいろよ。」
私を突き上げながら、そんな事を言うのは……
やっぱり スゴくズルい。
愛してるよ……シン。
声に ならない声で頷くと、私はシンを受け入れる。
さっきまで…泣いていたかと思う彼は、気のせいだったのか…
それって もしかして、まんまとシンの手口に乗せられているのだろうか。
泣いていたクセに、嘘のように 力強くて激しい温もり…。
この 甘えた テロリストに 私は毎回 殺られる。
どうされても…いいとさえ思う。
私の胸で 呼吸するシンの鼓動と…内股を伝う 白濁色の体温と同じ液体に、私は瞳を閉じる。
そんな…瞳で見つめるのは…
ズルい。
そんな風に…キスだけで…
ダメに……なる。
うわ言のように、シンの名前を繰り返す私は……それすらも…その皮膚に乱される。
堪えきれなくなった シンの激しさに…
私は私を狂わされる。
「 あぁ……はぁ…お願い…やめ…あぁ…… 」
「 声…出すなよっ…壁、うっすいから… 」
イジワルだよ……。
シンの肩に水滴が弾いて、滑り落ちる…。
その肩で 声を閉じ込めて、イジワルに私に触れて攻めまくる シンに…砕けそうになる。
「 ……あぁ…ん…無理…だよ!‼ 」
やっぱり、ズルい。
無理と言わせておいて……躰は勝手に、もっと…もっと…と求めるように 掻き回す。
そうやって、いつも私を巻き込んでいく…
自分の孤独や不安まで、全部…全裸の私を巻き込んで。
「 シンは…イジワルで…ズルい…。…あ…はぁ…あん…お願い、やめないで…」
「 ……はぁ…イジワルでズルいって…最っ低だなっ(笑) 」
隣の住人との壁に気を使うくらいなら…こんなことしないよぉ~!
私の片手は、必死にシャワーカーテンを握りしめる。
「 紗奈……… 傍に…いて。」
愛してるよ……シン。
シャワーの音が、私の返事を かき消していく。
「 帰るなよ……ずっと…はぁ……ここにいて…。
俺の、側にいろよ。」
私を突き上げながら、そんな事を言うのは……
やっぱり スゴくズルい。
愛してるよ……シン。
声に ならない声で頷くと、私はシンを受け入れる。
さっきまで…泣いていたかと思う彼は、気のせいだったのか…
それって もしかして、まんまとシンの手口に乗せられているのだろうか。
泣いていたクセに、嘘のように 力強くて激しい温もり…。
この 甘えた テロリストに 私は毎回 殺られる。
どうされても…いいとさえ思う。
私の胸で 呼吸するシンの鼓動と…内股を伝う 白濁色の体温と同じ液体に、私は瞳を閉じる。