正義の味方に愛された魔女 5
1 魔女っ子サラちゃん

内田沙羅、5歳です

初めまして。
内田沙羅(サラ)、北條路学園幼稚舎の年長組さんです。

今日も園庭で理事長兼園長先生の雪恵ちゃんと朝のらんらん体操をしてから遊んでます。
雪恵ちゃんは、お手てをつなぐと伝わって来る気持ちと言葉が、いつも同じなので大好きです。
こんな風に気持ちと言葉がズレていないのは、ママと龍ジジの他に雪恵ちゃんしか知りません。

だいたいの人が「本音と建前」って言うのを使い分けているものなんですって。

パパは沙羅に教えてくれました。
「人の気持ちが自分と違うとか間違ってると思っても、それを自分の思い通りにすることは出来ないんだよ」って。

それに百合さんもこう言ってました。
「むかし隼人にも言ったんだけどね、人の気持ちを知って、それから自分がどうするか。
それは自分次第。
自分の力を、正しいと思う様に、思いやりをもって使ってちょうだい。
それが、ひいおばあちゃんの遺言なのよ」

沙羅はまだ子供だけど、そういう、人の気持ちの事はよくわかっちゃいます。
ちょっと5歳児には思えないかも。
かわいくなくてごめんなさいm(_ _)m
大人の人の気持ちもわかってしまうので仕方がないのです。
お話が進むとわかるでしょうが、普通じゃないのです。
でも、内田さんちでは普通なんです。

普通って……σ( ̄^ ̄)?


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