副社長はワガママ5歳児。

悠真「あんたもあの人と同じなんだな。
俺のその態度が気に食わないって事か?」

本当に寂しそうな目をするから
次の言葉を続けるかどうか
迷ってしまったけど、きっと
副社長なら受け止めてくれる。

紫苑「違う。私が言いたいのは
怒られたくらいで
ヘコんでんじゃねぇよって事だよ!
大体あんたはそんな大人みたいな事
気にする人間じゃないだろ?
散々、社長に迷惑かけてきて
秘書に尻拭いさせてきて
今更、大人ぶってんじゃねぇよ!」

だって、この人は1度も
私の言葉を否定しなかった。
< 168 / 230 >

この作品をシェア

pagetop