副社長はワガママ5歳児。

悠真「でも、今のあんたは違うだろ。
確かに、口は悪いけどさ。
俺の知らない事いっぱい知ってる。
過去を消し去ったから
今のあんたがいるんだろ?
だったら、そんなのどうでも良くね?」

これだから、若造は困る。

紫苑「でも、世間は違うよね?
例えば、あんたと付き合って
それが公になった時、私の過去は
必ずあんたの足を引っ張るよ。
御曹司の彼女は元ヤンだった!的な
記事が週刊誌に載るよ。」

悠真「関係なくね?他人には。
俺とあんたの交際の真相なんて。
俺さ、いつも思うんだよ。
有名人の熱愛報道をあれこれ語る
ワイドショーとか見ると
こいつら全員暇なのかな?って。
誰と誰が付き合ってようが
俺らには関係ねぇじゃん。
無意味なニュースに無駄な時間
使って、本当、意味不明。」

紫苑「だけど、ファンからしたら
そうでもないよ。...多分。
今日、会場に来てくれてた
あんたのファンも私と付き合ってるって
知ったらショック受けると思うな。
私は、可哀想だなって思うな。」
< 64 / 230 >

この作品をシェア

pagetop