副社長はワガママ5歳児。
ーピンポン
何だろう?宅配便かな?
私、何か買ったっけ?
モニターを確認すると
意外な人が立っていた。
ーピンポン
ーピンポン
ーピンポン
おいおい、インターホンの連打って。
ーガチャ
紫苑「はい。」
悠真「何だよ、いるなら
さっさと出ろよ。」
両手に荷物を持った副社長は
私の許可も取らずズカズカと
部屋の中へと入っていく。
紫苑「いや、あの。ちょっと待って。
何で私の家知ってるの?」
悠真「あー、親父のパソコンの
社員名簿見た。電話番号も載ってたし
電話してから来ようかとも
思ったけど、いきなり電話かけたら
あんた驚くだろうなーって思って
直接、家に来たんだよ。」