副社長はワガママ5歳児。
家に帰り荷物を片すと
随分と時間が経っていた。
キッチンに立ち冷蔵庫のドアを
開くと、重要な事に気付いた。
利き手が使えないという事は
料理も出来ないんだという事に。
これから毎日コンビニ弁当かと
思うと嫌になる。
はぁ、もういいや。
今日はお風呂に入って寝よう。
湯船にお湯を溜めソファに座りながら
ニュースをボーッと眺めていた。
手が治るまでの2週間。
会社は休む事になった。
利き手の使えない秘書は
何の役にも立たない。
明日から何をしようかと
漠然と考え事をしていると
インターホンが鳴った。