副社長はワガママ5歳児。
悠真「飯、冷めたな。温め直すよ。」
紫苑「いい。私がやるから。
副社長は座ってて。」
小さく舌打ちをした副社長は
立ち上がると皿を手に持つ。
紫苑「お願いだから、座ってて。
今の私に出来る事、奪わないで。
お願い。...悠真。」
悠真「うん。合格。」
単純すぎて笑っちゃう。
子供みたいに素直で純粋で
この人の事は憎めない。
でも、頭を撫でて笑った副社長は
確かに男の人だった。
5歳児なんかじゃない。
24歳の大人の男の人だった。