その夜は、星が綺麗だった
もう戻ることなどないのだろうと諦めていた


でも、



彼らのおかげで、また、見失っていたものが見つけられた気がする



私が大事にしたいもの

私が守りたいもの

私が誓ったこと




やっと思い出せれたんだ





だからそれらを


大事にしよう

守り抜こう

誓おう






「今度は私が、お父さんたちの力になってみせます。だから私に、もう一度表の舞台に出させてください。強くなりたいのです。私に留学させてください」



私が望むことなんだ


父に留学しろと言われたから行くのではない


私がお願いして、許可をもらって留学するんだ




「ああ、許可する。お前がどこに行こうと私たちは不器用ながらもお前のことを応援している」




切なそうに、それでも、力強く言った父のことを私は忘れないだろう...
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