その夜は、星が綺麗だった
私はアカリに近づいて抱きしめる



「レナ……」


アカリまで泣き出すなんて…

みんな泣き虫だな



「アカリ、私に話しかけてくれてありがとう」



この学校で初めて話した相手はアカリだったと思う


入学式の時に、生徒代表で挨拶した私に誰も声をかけようとはしなかった



まあ、その方がめんどくさくなくて良かったと言えばそれまでだけど


「ううっ…レナ……」


「幸せになってね」



「レナこそ、幸せになってよね」




なれるかどうかは分からない


けど、努力するよ




アカリから離れて、春斗くんのとこにいく


春斗くんの顔を見て言う


「学年一位になってよね」


イタズラの笑みを向ける私



「ははっ、頑張るよ」



春斗くんは虚をつかれたようで、笑いが込み上げてきたようだった



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