オジサンに恋しちゃダメですか
これ以上、私と関わったら、厄介な事になるからだ。

厄介な事……

私が係長に、恋する事?

だとしたら、もうその厄介な事になっています。


そしてこの恋。

実らせようとしています!

その為には、もっと課長に、近づかないと。


企画部から戻って来た私に、例の如く四宮君と春乃が、話しかけてきた。

「また今夜も、残業募ってるってさ。」

「そんなに忙しいなら、バイトでも雇ったらいいのに。」

それを聞いて私は、課長の元へダッシュ。

「課長。私、今日残業できます。」

「えっ!?」

驚いている課長に、逆に驚く私。

「私じゃ、ダメですか?」

「ダメって言うかだな。その……」

「大丈夫です。私、タフなんで。」

その瞬間、課長に鼻で笑われた。

「分かった、頼むよ。」
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