オジサンに恋しちゃダメですか
これで、OK。

残業が、楽しみだ。

自分の席に戻ってきた時、四宮君と目が合った。

「張り切るな。金でも貯めるのか?」

「まあね。そんなところです。」


まさか、”課長と少しでも長くいたいから”なんて、言えないもんね。


「体、壊すぞ。」

「そんな軟じゃありません。」

ピシッと言ったけれど、残業時間の事を考えたら、今からニヤニヤが止まらない。


そんな事を思っているうちに、定時の時間がやってきた。

「お疲れ様。」

「お疲れ様、春乃。」

春乃は、彼氏とデートらしく、定時後の方が、生き生きしている。

「お疲れ様、瀬田ちゃん。」

「お疲れ様です、四宮君。」

その時、四宮君がこっちを見た。

「無理すんなよ。」

「えっ?」

四宮君が、クスッと笑った。
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