クールなアイドルの熱烈アプローチ
「勘違いしたらいい」
「え……?」
陽菜は何が起こったか分からずに暫く硬直していたが、耳元で聞こえてきた声に瞬時に理解した。
ーー越名さんに抱きしめられてる!?
途端に元々早かった心臓がさらに脈打ち、密着している勇人にも聞こえてしまうかもしれないと焦りから緊張してしまい、陽菜はギュッと目を瞑った。
「……君だけじゃない」
抱きしめられながらそっと頭を撫でられ、陽菜は恐る恐る目を開けて横を見ると、勇人が対談の時のような熱い眼差しを向けていて胸がキュンとなった。
「君だけじゃないんだ。
俺も緊張してる」
「越名さん、も……?」
言われて意識してみれば、密着した体から自分の物とは違う鼓動がドクン、ドクン、と感じられた。
ーー越名さんも、鼓動が早い……?
伝わってくる鼓動に気付き、陽菜は勇人の真意を汲み取るかのようにじっと見つめると、勇人は視線を反らすことなく真っ直ぐ陽菜を見つめ返した。
「雑誌に載ってる君を初めて見た時から無意識に気になっていた。
君と会う度に動悸がした。
こんなことは初めてで、拓也に諭されるまでは気づかなかった」
勇人の言葉一つ一つが陽菜の中に染み込むように入っていくが、陽菜はあまりの驚きに反応できず、目を大きく見開いて勇人を見つめたままだった。
「まだ想いをきちんと伝えることは出来ない。
君にまとわりつこうとしている虫を排除するまでは……」
「虫……?」
なんのことを言っているかわからない陽菜は小さく首を傾げると、勇人はフッと小さく微笑んで陽菜の額にそっと口付けた。
「だから、今は都合良く勘違いしていて。
いつかきっと、勘違いじゃなくなるから」
「え……?」
陽菜は何が起こったか分からずに暫く硬直していたが、耳元で聞こえてきた声に瞬時に理解した。
ーー越名さんに抱きしめられてる!?
途端に元々早かった心臓がさらに脈打ち、密着している勇人にも聞こえてしまうかもしれないと焦りから緊張してしまい、陽菜はギュッと目を瞑った。
「……君だけじゃない」
抱きしめられながらそっと頭を撫でられ、陽菜は恐る恐る目を開けて横を見ると、勇人が対談の時のような熱い眼差しを向けていて胸がキュンとなった。
「君だけじゃないんだ。
俺も緊張してる」
「越名さん、も……?」
言われて意識してみれば、密着した体から自分の物とは違う鼓動がドクン、ドクン、と感じられた。
ーー越名さんも、鼓動が早い……?
伝わってくる鼓動に気付き、陽菜は勇人の真意を汲み取るかのようにじっと見つめると、勇人は視線を反らすことなく真っ直ぐ陽菜を見つめ返した。
「雑誌に載ってる君を初めて見た時から無意識に気になっていた。
君と会う度に動悸がした。
こんなことは初めてで、拓也に諭されるまでは気づかなかった」
勇人の言葉一つ一つが陽菜の中に染み込むように入っていくが、陽菜はあまりの驚きに反応できず、目を大きく見開いて勇人を見つめたままだった。
「まだ想いをきちんと伝えることは出来ない。
君にまとわりつこうとしている虫を排除するまでは……」
「虫……?」
なんのことを言っているかわからない陽菜は小さく首を傾げると、勇人はフッと小さく微笑んで陽菜の額にそっと口付けた。
「だから、今は都合良く勘違いしていて。
いつかきっと、勘違いじゃなくなるから」