【本編完】最恐No. 1はそこにいる

我慢と癒しと決意と






それから約二週間、

夜な夜な死神で出掛ける。





最初は龍神のメンバーがいるかなと思ったが、

広野に言った言葉が効いたんだろう。




前と同じで、

ほとんど見かけない。




こりゃあ、行かないとダメになっちまったな。




ま、

全部終わったら行ってみるか。




それにしても、

昼は学校に行って、

夜は死神で暴れて、

空いてる時間に情報収集して、

を繰り返す毎日。




そろそろ飽きてきた。



詩音やじいちゃん、

組の皆、友達、

早く会いたいな。




会って皆で出かけたり、

馬鹿やったりしたいな。



ま、

それは後からめいいっぱいするとして、

まずはこっちに専念するか。





でもまぁ、

癒しは欲しい。



て事で雷、

頼んだ!






___________






今日もまた出掛ける。




「あ、真今日も?」



「あぁ、遅くなるから早く寝るんだぞ。」



「はーい!」



俺は雷に近付き、

抱き締める。



雷の頭を撫でて、

癒しを補充する。



「真、

今日俺の部屋来て寝ていいからね。

俺は寝てると思うけど。」



「ん。了解。ありがとう。」



「うん!」



「じゃ、行ってきます。」



雷を離して玄関に行く。



「行ってらっしゃい!

気をつけてね!」




俺は夜の街に飛び込んだ。






___________








それからまた数日後、

じいちゃんから連絡が来た。




氷鬼と一週間後に決戦だという。


その日で決着をつけるようだ。




氷鬼には先に情報を晒し、

人数を出させて一網打尽。



って言う寸法らしい。




そのため今回は前線で戦うのは俺だけでなく、

組員も十数名参加らしい。




それらは、

俺を次期組長として、

快く思っていないものばかりだった。



多分じいちゃんは、

納得させろって事で選んだのだろう。




言われなくてもそのつもりだ。



俺は組員を不安にさせる組長になんて絶対ならない。



どんな事も受け入れられる。



そんなじいちゃんみたいな組長に俺はなる。




今回の戦い、

組員の誰一人として、

怪我なんてさせない。







< 21 / 82 >

この作品をシェア

pagetop