【本編完】最恐No. 1はそこにいる

朝ご飯






俺は気持ちを新たにリビングに降りる。



すると、

三人はもう起きてテレビを見ていた。




「真おはよ!」



雷がこちらに笑顔を向けて言う。



「「親分!おはようございます!」」



松原と東堂は立って礼をする。



「あぁ、おはよう。」



この日常は守らないとな。


そう思いながら俺は椅子に座る。




「ご飯できてます。

今用意しますね。」



松原がにこにこしながら言う。



「じゃあ東堂さんは俺とオセロやろ!」


「よっしゃ、コテンパンにしてやるよ!」



二人ともやる気満々で準備しだした。


そしてこのオセロ、

今雷の中でハマっているものらしい。


そして、

雷につられて東堂もハマっているらしい。



そんな二人を見ていると、

松原がご飯を二人分用意し終わっていた。



「用意出来ました親分、

どうぞ召し上がりください。」



「あぁありがとう。

いただきます。」




ズズズッ、はぁー。


朝の味噌汁は格別だな。



俺が食べ始めるのを見てから、松原も食べ始めた。







なぜ松原が朝ご飯を食べていなかったか。


それは、俺と雷に関係する。



平日の朝ごはんは、俺と雷は一緒に食べる。


だから、

松原と東堂もその時に一緒に。



だが休日は学校がないため、

俺と雷はその日によって食べる時間が変わる。



そんな時、

松原と東堂がどっちかと同じに食べる。



松原曰く、



雷さんは一人で食べたら寂しがると思いますし、


親分が一人で食べてたら私達が寂しいです。



と言っていた。

本当に可愛い奴らだ。





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