【本編完】最恐No. 1はそこにいる

兄、シスコンへ。

光と兄妹と分かってから時々会って遊んだ。


ブラックと死神で暴れたりもした。

二人で暴れていたらコンビを組んだなどと噂が流れた。


それを聞いた時の詩音と雷には質問攻めにされた。


会わせてくれとうるさい為、

雷と詩音、光と俺で遊んだりもした。


そうして遊んでいるうちに雷には詩音が野バラとバレてしまった。


詩音は拒絶されると思ったらしい。

がそれとは裏腹に雷は何となく気づいていたらしく、

皆には詩音から言ってあげてね。


と詩音に配慮までしてくれた。


本当によくできた子だ。

俺は雷を精一杯甘やかした。


そうだ。

じいちゃん達にも光のことを話した。

そうしたらじいちゃんは俺以上に光を甘やかした。

そのかいもあり見事に光はじいちゃん子になった。



そういえば俺がどうして妹と離れてしまい、

記憶喪失になってしまったのか。


俺はよく知らなかったが光が当時の事を教えてくれた。


両親と俺と光。

四人で別荘のある山に行ったそうだ。


その時雪が降っていてスリップ事故を起こしてしまった。


両親は車外には投げ出されなかったが、

そのため木が刺さり亡くなった。


その時身体の軽い俺と光は車の外に投げ出された。

光は木にぶつかり止まったが、

俺は下に転がってしまったのだろう、

と警察の検分で聞かされたと言っていた。


俺はその時の衝撃で記憶を失い、

でも幸い動ける状態だった為人のいる所に降りてこられた。


両親と俺を一気に失った光の事を考えたら胸が締め付けられた。


俺は今まで以上に甘やかした。


すると光が夏の間に3kg増えたと抗議してきた。


それからはじいちゃんも俺も自粛した。


でも時々は甘やかしてやりたくて、

見聞を広めるためと光に言い

色んなところに連れて行った。


もちろん雷や詩音、松原と東堂も連れ回した。


皆と仲良くなったみたいで、

連絡を取り合う仲になったという。


それにしても、やっぱり妹は可愛いな。


俺は日毎にシスコンに拍車がかかったのは言うまでもない。