【本編完】最恐No. 1はそこにいる

兄妹





あれからまた二人で会い病院に行った。


そして結果が出るのが今日。



「なんか緊張する。」

「あぁ。」


ブラック。

本名 神城 光(しんじょう ひかり)。


今日は死神とブラックではなく、

二人とも学校に通う用の変装をしている。


「ね、ねぇ…

本当に私が妹ならどうする?」


「と言ってもお互いに今の生活があるだろう。」


「そうだけど…」


少し頬を膨らませる。



「…でもまぁ、

俺はなんでもしてあげたくなる。


俺がいなくて悲しい思いさせた分…

いや、それ以上に。」


「じゃあ一生養ってよね!」


「あぁ。いいよ。」


「ちょ、冗談よ…

高校生に養えるはずが…」


「今からでも出来るけど。」


「…

なんか、一気に力抜けた。」


「それは良かった。」


「もう…

死神の時と全然違うんだから。」


「そうか?」


「そうよ。

死神の時は無口で人を近寄らせないオーラ出してて…

なのに真になると雰囲気が柔らかくなって、

事ある毎に甘やかして来るんだもん。


今日だっていいって言ったのにバイクで迎え来て…」


「神夜 真様〜」


「ほら、呼ばれてる。」


「分かってるよ。」


「はいこちらにどうぞ〜。」


「えー、検査した結果ですね。」


ドキッドキッ


「血縁関係が99%と言うことで…

ははっ、おめでとう。

これは確実に兄妹ですよ。」


「やったぁ!」


光は飛び跳ねて喜んだ。


俺は問題が解決してホッとしたのかお腹が鳴った。


「ちょ、お兄ちゃん食べてきてなかったの?!」


「緊張で食べるの忘れてた。」


「もう〜これだから(グゥー…

そういえばあたしも食べてなかった…」


「…光、食べに行くか。」


「うん!」


俺と光はお腹がいっぱいになるまで食べ、

沢山遊んだ。


まだまだお互い知らない事ばかり。

離れていた時間は戻らない。


でも、これからはいつでも会える。


「お兄ちゃん!こっち!」


「…あぁ。」



また、守るものが増えたな。

そう思うと自然と笑顔になった。






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