ずっと・・・
かと言って、お偉いさんが来るからってばっちりメイクはしない。
男性がびしっとしているのは、その可能性があるけど。
「あ!まさか……」
実彩子が何かを思い出すように叫んで止まってしまった。
しかも、私をじっと見つめて。
「どうしたの?何かあった?」
「イヤ……」
それだけ言って、また黙りこくる。
実彩子にしては珍しい。
なんでもかんでもはっきりと言って、白黒つけるのに。
「内山さんと立花さん、あの案件のチームが始動するから、第3会議室へ行ってね」
「分かりました。
ですが、みなさん気合いが入られてますけど、何かあるんですか?」
声をかけてきた先輩に聞いてみる。
すると、かなり驚かれた。
「え?知らないの?この会社で1番のイケメンがメンバーにいるのよ。本社勤務だから、滅多に逢えない人なの。だから、このメンバーに入れてラッキーよ」
「はぁ……」
嬉しそうに言う先輩に、私はついていけない。