BRST!

/一升瓶はタンタンタン




―――――――――――――…



「うわ、酒臭……。」




現状は、と言うと。


後で嫌にならないように、キッチンでざっと洗い物を済ませた私は再びリビングに足を踏み入れていて。



ふよふよと漂うアルコールの匂い。


思わず鼻をつまみつつ、ゲラゲラと笑い転げる男二人の元へ向かう。




「おい新、お前の鼻に箸突っ込んでやるからこっち向け。」

「はあー?お前バカだろ、そういうことは言ったら意味ねえんだよ。」

「じゃあ言わないでやってやるよ、こっち向け!」

「だから言ってるじゃねえか――」



うん、なんて言うか。


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