私の専属王子は金髪君
でも、気になるのは
駅で待ってるって…。


私が家を出る時間なんて
知らないだろうし、
それにどこの駅だろう?
学校の最寄?それともうちの最寄?


謎は深まるばかり…。


玲央の行動は読めない。


昨日1日だけで
どれだけ振り回された事か…。


なんて思い出していると
恥ずかしい事まで蘇ってきて
まだ涼しい気温とは対称に
私の体温は真夏並みになった。



何とか駅に着くまでに
上昇した体温は下がってくれて
もう慣れた駅の改札を通って
ホームへと入った。


今日は何号車に乗ろうかなと
空いてそうなところを
キョロキョロ探していると


「凛!!」


後ろから聞き慣れてしまった声で
呼ばれた。
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