恋愛イデアル。
百万年ピクニック
その行き先は深い緑であった。
ミツバチが飛ぶ。
湿地帯だ。
イデアルと俺、長月遥によるピクニックだ。
ベンチでお弁当を食べる。
缶ジュースを飲む。
「そういえば百万年ピクニックという用語があるんですよ」と長月遥。
「「火星年代記」か」「はろばろとテラを出て、永久の光、帰り来たらむ」イデアルと長月遥の両名。
陽光の冬。
「そういえば、さ。
アニメにはあたしは恵まれていた、とそう思う。Youtube以後、常にアニメ研究が出来たのだから」
「で拡張期に入るわけね」「マンガも。あたしはコンテンツで不足があったのは過去のことだと思う」
ピクニック。
それを宇宙旅行に見立てて。
長月遥やイデアルはそれを自嘲をする。百万年ピクニックさえも。

それは過去の誕生権。
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