365日のラブストーリー
六種類のクラフトビールが入ったスモールグラスと、そのひとつひとつに対してのフードペアリング。飲み比べ用に頼んだ最初の注文だったが、神長のグラスはあまり進んでいない。
(神長さん、お酒も飲むって言ってたけど、この間は車だったし、実はビールは苦手とか。物静かな人だから、うるさいところは苦手だったかな)
思えば、神長に連れていってもらった店は、夜でも騒がしくなるような空間ではなかった。インターネットの情報で客層や雰囲気を図るのは難しい。だから空間が広ければそれほど外すことはないだろうと思っていたが、読みが甘かったようだ。
「すみません、ちょっと賑やかすぎますよね」
有紗が神長に声をかけると「いい、いい、そんなの。なんだって」と宇美がすぐにフォローを入れてくれる。
「大丈夫ですよ」と神長は笑いかけてくれたが、心の底は読めない。
(神長さん、お酒も飲むって言ってたけど、この間は車だったし、実はビールは苦手とか。物静かな人だから、うるさいところは苦手だったかな)
思えば、神長に連れていってもらった店は、夜でも騒がしくなるような空間ではなかった。インターネットの情報で客層や雰囲気を図るのは難しい。だから空間が広ければそれほど外すことはないだろうと思っていたが、読みが甘かったようだ。
「すみません、ちょっと賑やかすぎますよね」
有紗が神長に声をかけると「いい、いい、そんなの。なんだって」と宇美がすぐにフォローを入れてくれる。
「大丈夫ですよ」と神長は笑いかけてくれたが、心の底は読めない。