[短]僕のブラック彼女
面食らった僕は、大胆なことを口走った凪の真意を探ることも出来ず、ただ茫然と見つめるだけだった。

「樹?聞いてる?」
「え?あ、、、うん」

いや、今の凪の発言で僕は一瞬にして冷静さを取り戻したわけで、めちゃくちゃに抱いてしまう勢いは、むしろなくなってしまった

ここは、どうするべきか、、、

うーん、、、

下手に芝居をしても簡単にバレそうだし、かといって、今更あとにも引けないし。

「凪、、、僕、もう冷静になった」
「はぁー?なんなの!人に恥ずかしいこと言わせておいて、もう信じらんない。樹のバカ!大バカ!」
「いつも通り抱いてもいい?」
「罰として今日は抱かせてあげない!キスもダメ!」
「え~、そんなぁー、、、」


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