サカイメノナイ・セカイ
-7-
何日も姿が見えないのを不審に思った近所の者の通報で、警官が訪れた。

警官は、その家の冷蔵庫の隣で奇妙なものを発見した。

薄桃色のその物体には手も足も無く、ただ時折生きていることを示すように、ぶるぶる、びくびくと毛ひとつ生えていない表面を震わせていた。
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ヒマワリ

総文字数/17,981

恋愛(その他)48ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
香奈はある日、一人の男と知り合った。 その男は町の嫌われ者で、皆から煙たがられていた。 だが男は、どんな仕打ちを受けても、ただ黙って耐えていた。 そして香奈は、彼がある夢をかなえようとしていることを知った・・・
桜 夢 (オウム)

総文字数/9,413

ミステリー・サスペンス21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
目のくらむような巨大な桜の木の下で、 私は彼女と出会う。 薄桃色の花弁が夜空を埋める中、 私は桜の魔に魅入られ、 夢とうつつの狭間をたゆたう
静流の恋

総文字数/7,703

恋愛(その他)19ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
トラックにはねられて死んでしまった 僕の恋人。 だけど、なぜだか彼女は 今日も僕のそばにいてくれる。 僕の隣で笑ってる。 でも、本当は 僕も彼女も気付いてた。 ふたりの時間が終わるときが 近づいてきていることを。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop