君の言葉は私を刺す
痛いところを突かれて私は項垂れる。




「ううん。なんか、解決したようでしてない。なんか、機嫌悪そうな感じがして。というか、冷たくて。対応が。」





どうしよーーーーーーーーーー。




「大丈夫。この機会に全部解決しな。」




星那の優しい笑顔を見て、思わず抱きついた。




すると、教室の前がちょっとだけ騒がしくなった。




「冬羽ちゃん!呼んでるよ!!」




友達にそう言われて廊下から顔を出したのは波人。




私は慌てて廊下に出る。




「ちょっと話。」



「わ、分かった!えと、授業始まるからお昼でいい?」




「うん。じゃあ、屋上行くところの階段で。」





「うん!」




そう言って教室に帰って行ってしまう。




な、なんだ、、、、、、!?




びっくりしたーーー!!




波人が私のこと呼んでくれるなんて初めてだし、教室まで来るなんて。




夢じゃないよね、、、、、、、




教室に戻ると星那に問いつめられた。




とりあえず、お昼、行かないと。




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