死神の僕は命を描く
「えっ?じゃあ誰か行ってきたの?」

「いや……これ、気がついたらあったんだ…。誰からもらったのかわからない」

「えっ?怖っ!ホラーじゃないの?」

莉音は謎のプレゼントに怖がるが、俺はちっとも怖くも不思議にも思わない。

名前も、顔も知らない。でも、とても近くにいた大切な人がくれたものなんだから。

「いつか、会えるといいな…」

青空の下、俺は呟いた。
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