もののけ姫に愛されて。。
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宿泊先のホテルに到着した…律と美結…

早々…に、チェックインし…。。美結と瑠奈が宿泊する部屋に来ていた…

美結をベッドに横たわらせ…、肩先まてシーツを掛け…

「ごめんね。あたしのせいで…」

そぅ…、またもや…泣きそうな声を発する美結…

その美結の額に掛かる前髪を撫でながら…

「謝ることじゃないよ。もう少し…配慮するべきたった…」

律の言葉に、美結は首を左右に振る…

「ごめんなさい…。も、大丈夫だから…瑠奈ちゃんたちのとこに…行って…」

「こんな状態で、放っておけるワケないでしょ? それに、側にいたいんだよ」

その言葉に、美結の瞳から…一気に涙が溢れ出す…。。それを隠すように鼻先までシーツを引っ張り…

「あのね、信じてくれないかもしれないけど…。」

「なに?」

そぅ、いつにも増して…穏やかな優し気な声に、美結は余計、泣きそうになっていた…

「…ここに来てから…。ずっと、声が聴こえてたの。
【助けて】って。。【連れて行って】って…、
さっきも…、足元が…底なし沼に入ったみたいに…」

その美結の言葉に…、自分も感じていた…違和感と、同じモノを美結も感じていた…という事実に…驚愕した…


が、彼女を不安にさせるわけにはいかない。。


「…信じるよ…」

「ホント…?」

頷き返した律…、美結は上半身を起こし…律の首筋に抱きつき…、その耳元に…

「…傍に…いてくれる?」

律は、美結の身体を抱き締め…

「いるよ…。傍にいる…」

美結の髪を、優しく撫で付けながら…言った…

その、律の言葉に…美結は、泣き出していた…

「西園寺くん…、」


「……っ」
《霊感がないはずの三枝が…、

何故、こんな霊的障害を受けるんだ…――?》
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