クールな外科医と間違い結婚～私、身代わりなんですが！

こんな状況でも月日は流れ
お見合い相手間違い事件から、ひと月が過ぎた。

新緑が美しい季節が終わりに近づくと梅雨空が近づく
湿度の多い季節は苦手だ。

今夜は長田さんとツーショットの日。
お友達が経営する創作料理店でお食事予定。

高いプレゼントを拒否する私なので、ふたりとも食事にお金をかけてくれるようだ。今までどんな女性とお付き合いしてたのか。

先週は大下さんとツーショットの日。
高級フレンチでディナーからのホテルでお酒からの帰宅。
長田さんと協定を結んでいるせいなのか、それ以上の事はしない。
大下さんは思った通りの王子様キャラだった。
優雅で上品で優しさのカタマリの男性。

とても素敵な人で【出会った事それが奇跡】みたいなドラマ展開である。

こんなお金持ちで優しい人がいるんだなーって素直に思った。
御曹司なんて生まれて初めて見たし
本当に存在するんだなって感心した。

自分にはもったいない
別世界の人だから
自分から壁を作ってしまうのだろうか
妙に醒めてる自分がいる。

母いわく

『それは自分から壁を破って、飛びこまないとわからないでしょう。そこから何か始まるかもしれないでしょう』

おっしゃる通りかもしれません。