【短】お返しは××
クラスではいつも明るい方の影草のいじらしい姿に、オレの心臓は高鳴りっぱなしだ。


「んな事ねぇよ。お前があれだけ頑張ってたんだから、きっとバレンタインもメッチャいいチョコ貰えるんだろうな、オレ」


「グッ…!久保君!ハードル上げないで!!」


「ハハ」


プーーッと頬を膨らませる影草の機嫌をとる様に、繋いだ手に力を籠めた。


本当は具体的にいつからオレの事が好きだったのか知りたいし、オレもなんで影草を好きになったのか教えてあげたい。


だけどオレ達は今日始まったばかりだから……これからゆっくりと、思い出を紡いでいこう。



-虎徹Side- 【完】
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