たぶん..初恋...だった。
「そうだ!でさ!明日もし時間あったら、一緒に遊園地でも行かない?」


「‥えっ、?遊園地!?」


「瑠美が前行きたいって言ってたパークのチケットちょうど手に入ったからどうかなって思って」


「…めっちゃ嬉しい!‥えっ!ほんとにいいの!?

‥あっ、でも待って‥ゴールデンウィークって1番混んでるじゃんか!笑」


「‥あっ、盲点だった‥ええ〜っ俺バカじゃん!?」

「‥プッ‥それは今更じゃん‥笑」

「…いや笑うなよ!!

‥でもまぁさっきまで泣いてたけど元気になってよかった‥やっぱ笑ってるのが1番可愛いよ」

「…りゅうちゃん‥

‥ありがとね‥‥」

「おう!瑠美のお守りなんて慣れてるからな!」


…そうやって笑うりゅうちゃんの笑顔はまっすぐすぎて、私は思わず目をそらしちゃったんだ‥


「じゃあ、遊園地はまた今度ゴールデンウィーク終わってから行こ!」

「なんなら学校サボって空いてる時間狙うのもアリ!」

「それはダメ!!!」

「一回くらい、いいって〜青春しようよ」

「バカりゅうちゃん!」


そんなくだらない会話しながら、この時間がずっと続けばいいのにな、って本気で思ってたんだよ。


‥‥もう遅かったのかな?
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