🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)

2人そっくりじゃん


飛び出しは良いが行くとこ
なかった。

新幹線に乗り行く場所は・・・・



パパは、税理士だ、3月は凄く忙しい。
受付にはあの彼女がいた。
パパが雇ったんだろうな。

「あら、美奈ちゃんどうしたの?
 お父さんに会いにきたの?」

見た目、優しそうな彼女は、
パパの恋人
でも美奈を邪魔者扱いしてるのは
良く分かった。

美奈は、無視して
パパの仕事が終わるのを待つと
言わんばかりに耳にイヤホンを
さして周りの音を
シヤツトアウトする。

クラッシックの激しい曲
「運○」とか 「○九」とか 
「剣の○」
とかを聞いて自分を奮い立たせる。

しばらくするとパパが出てきた。

「美奈、どこにいたんだ、
心配したぞ!!
 彼とはどうなった?
 しっかりした人のようだった
が・・・」

 パパは、凄く焦った声で聞いて
きた。

「彼は困った私を
泊めてくれただけ
 凄く親切な人よ。


 いつまでもお世話になるのが
悪くて
 パパにお金を借りに来たの!
 ごめんなさい。
 図々しいよね。」



パパは、凄く切ない顔をして
頭を撫でてくれた。


「パパは、再婚するの?
 あの人と?」


 「え、誰が言ったんだ?
  そんな関係じゃないよ。
  ママが勝手に
そう思ってるだけだよ。」



「え、ママと離婚したんでしょ。
ママが泣きながら
離婚届け書いてたし。」


「書いてたね。
確かにパパの顔にバシバシぶつけ
られ たよ。」


「え、顔にぶつけたの?
 離婚届けを!?」


 「でもまだ夫婦だよ。
  ママの居場所も知ってる。」


「パパは、優しすぎるよ。
 ママ
男といるかもしれないのに。」

美奈はションボリした顔をして
すまなそうに下を向いた。
そんな美奈を見て

  「ママは一人だよ。
  あれだけの美人だからね
   でもパパが好きみたいだよ。
   だから
     
   やりたい事やらせてる。」

美奈は我慢出来ず
「パパ、どこまでお人好しなの?」
と叫んだ。
     
 「なあ美奈、ママは、
  甘えん坊なだけだよ、今は
  ママの自立を応援しないか?


  パパは、ママが好きだから
  ママもパパが好きだから
離婚は、しない。」



「え、パパは、
ママの事好きなの?」


    「フフ、以外かい?」


「パパは、ママを愛してるよ。
ママは、誤解して、
美奈を連れて飛び出したけど
時間が解決すると思ってる。


最近は、食事に行ったりしてる
今恋人からやり直してる
最中なんだ。」



美奈はおどろいた。

パパの浮気は、誤解?ママの
妬きもち?

「じゃあパパ、
私って誰の子供なの?」

パパは、優しい眼差しを大きく開いて
「美奈は、パパの子供だぞ
 なにいっちゃってんの?」

 「え~、パパ騙されてるよ。
  パパは、大好きだよ。パパ以外
  パパと思ったことないけど
  私パパに何一つ似てないよ。
  パパ、分かるでしょ」

ブッ、ぶふふふふ
アーッハハハ
「美奈、パパに似てなくても
美奈は、パパの母親に
瓜二つだよ。
なに心配してたんだ、
バーちゃんのアルバム
見てみろ!」

「だって小6の頃いったでしょう。
 美奈は、パパの子供だよなって、
 悲しい顔で聞いたじゃない。
 だから私‥誰の子供だろうって、
 ずっと悩んでた・・・。」


 「ああ、あったな!
  あれはパパに似てないって
  ママが言ったんだ!
  悔しかったら似てる所探して
みなって,だからね‥つい。」

「パパぁ~じゃあパパは、
 美奈のパパなの?
 生物学的に‥」


「勿論DNA鑑定なんかやるまでも
ないよ。
 ママがきいたらボコられるぞ!!」


「そうなんだ!でも今更甘えきれ
ない。
だからパパの再婚の邪魔にならな
いように家を出たのに。」


「離婚してないのに再婚は無い
だろ!」


「彼女は、どうするの?元カノ
でし ょ。」

「え~、違うよ、幼なじみだよ。
 なにいってんだか?しかも
既婚者だよ。」


「え、そうなの?
 ごめんなさい、マジ
早とちり。!」

「美奈は、確かめもしないで思い
込みで突っ 走るとこは、
ママそっくりだな!
気をつけなさい!」






   



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