🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)
「美奈、美奈、起きてご飯だよ」

 「ん~♡先生、今日はやすみ?」

ふあ~大きな欠伸をしながら
ダイニングテーブルに座る

先生は、珈琲を入れてくれながら
「休みだから送るよ、
スーパは土日売り出し 
大変だな~。」


   「なんですよ~。
    一郎太コレ美味しい。
    このサラダ。」


「だろ!! 俺作って貰うより
 作ってあげたい派なんだ。」


     「やった一♡
      本当に
     一郎太大好き一。」

そんなこんなで2日前
婚姻届をこっそり出して来た。
一郎太はまだ夫婦になった
事を知らない。

『もう一郎太は妻帯者だ。
my、darling何だよ…テヘ」

「どうした?美奈ニッコニコ
しちゃって、機嫌良くない?
そんなにサラダ旨かっ
た?、
こっちの
トリゴボウのオニギリ
も食べろよ。」

  「ウンウン。ダーリンが作って
   くれたご飯、ウマ~イ最高」

「ははは、ダーリン何て夫婦にな
った気分だな~_♡」

    「へへ、ダネッ♡」
(入籍したから、こっちのものよ…
一郎太、つかまえ~たっ♡♡
もう//∇//ワタシのモノ♡」

にやけながら一人でにはしゃぐ。

「おおっと、遅くなる!
行かないと。」

一郎太は、スーパまで送ると
言ってくれたけど、
帰りが大変なんで
有難いけどお断りして
チャリでGo。

そうそう専門学校の入学
許可が来て

パパが入学金、先生が学費を
出してくれた。
だから今は専門学校の学生

今までは一郎太は、
他人だったけど配偶者に
出世したのだからリスクは背負って
貰ってもよくね?

でもちゃんと返す。
一時期借りるだけだ。
返済の為バイトにも力が入る。
4月から学校にも通っている。

一郎太も大学の研究も忙しくなる
はずだ。
色んな女がタカって来るから
絶対目を離さないように
しなくちゃ。

ここのデイリーはパンも作る。
キツと、厳しい顔つきの
オバチャンとやたら威張った
30歳のバッイチ姐さんが
18歳の美奈に教えてくれる事に
なった。

この30女やたらと嫌みを言ってくる
「ちゃんとレーズンの量はかった?」

「はい!!教えられたとおり
40gで生地を巻いててますっ。」


「チョットこのクロワツサン向きが
反対よ!」

(チェツ、焼けば一緒だろうが、ピクッ)

「この総菜パン!!
もうちょっと綺麗に
出来無い の」
(コレ以上、出来ねーよ。)

パンを発酵機で寝かせながら
生地作りしつっ、パンを焼く、
マニュアルどうりにやる。

明日の発注も13;00まで
あげないと
明日の事が出来ない!


フウー
うるさいクソババアが
やってきては手を止メル
そんなことを毎回グチグチ
やられると
時間が押して来てるから

ブレッドを焼きながら発注
ああだこうだ言われながら仕事を
こなす。

ハッキリ言ってオバン達の
説教と、言う名のパワハラは何の
意味もない。


マジ、4根、くそババア‼
ゾンビになっても、顔出すな‼

おめーらに言われないように
頑張って
やってるんじゃー
ネチネチネチネチネチネチ
うるさいってーの‼


嫁もその調子でいびってんだろー
クソBBA。


あまりにも悔しくて、
ICレコーダを使って何回も
パン作りの
説明を聞いた。
繰り返し繰り返し繰り返し

おかげですぐ覚えた。
学生の時もパン屋さんでアルバイト
をしたが楽しかった。

ここのオバン達みたいなやからは 
あんましいない。


何処にでも派遣されたように
意地悪オババがいるが、ここには
大量に派遣されてる気がする。

社長が
「1日持たない人もいるから
    頑張ろうね。」
と、言われた事がなる程と、
思った。

しかし仕事をこなせば
ドーデも良いことだ。


ババ連には負けない💢
番茶も出花の、花の18歳負ける
気しねーよ。
なんとかバイト先の姑らのイビリを
クリアして
バイトが終わる。



そう言えば一郎太のご両親は
どんな人?
本物の姑を知らない?
頭の中ではここの主の顔に
変換されている。

勝手に婚姻届を出し、しかも
旦那さえその事を知らないって
大丈夫だよ.....ね?
ま⌒いいかぁ。
婚姻届にはちゃんとサイン
あるもーん。



彼はサインしてるもーん。










    
     
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