🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)

タメ同士の彼

朝、眠りの中に居たけど
芳ばしい珈琲の香りと
香ばしいパンの焼けた
香りが部屋中に漂っていた。


目をこすりながら重たい
目蓋を開けると驚く事に、
先生がエプロンをして
サラダの卵を剥いていた。

先生も美奈に気づくと
優しい笑顔を向けて

  「おはよう。」
と、のたまった。
少し腹立たしい気持ちが蘇り

『先生は何故平気な顔をして
此処にいる?』

恵さんに悪いと思わないのか?

とりあえずは…
   「お、おはよう。」
と挨拶!!

「せ、先生いつ来たの?」

「ん? 昨日23:00頃かな?
 美奈は、爆睡してたよ。
 疲れてたんだな!
 ちゃんと食べたか?」

先生は近寄り頭を撫でて
「クスッ。」と笑った。
口から甘いイチゴの匂いがした。

テーブルの上には
イチゴの赤いつぶが
パンと生クリームに挟まって、
縦わりしたイチゴの
白いお腹が見えた。

ウワ~ツ
おいしそう~♡♡



ハムと卵をサニーレタスで挟んだ
サンドイッチもあった。
マジ~旨そう~!!♡♡



テーブルに入れ立ての
コーヒーを
コポコポコポ☕️
カチャリとスプーンの軽い
金属音が響く。


テーブルの上にはフリージアの
黄色い花束が甘い、

香りを放っていた。


「美奈は、牛乳?ホツト?」

 「うん、牛乳のホット」


ε=εウマーイ。


「コーン“スープも
先生が作ったの?」

「ふふふ!そーだよ。
美奈のためにね。」
1DKの小さな部屋は
先生との距離は無い。
先生の3LDKの部屋より
笑顔も近い。


「先生このまま私のモノ
になって♡♡」


小さくスープを飲みながらも
先生には聞こえたようで、
先生は頷いた。
上目使いで見る美奈の
黒目が上にきて綺麗な白い
部分がまた可愛らしい。

つい俺は!
「もう美奈無しでは
いられないよ。」
と言った。



先生は甘いマスクで微笑んだ
美奈はそんな一郎太を見て

 「ちっ、嘘っきだな~♡」
と呟いた。

聞こえたのか先生は
コーヒのお代わりに
立ちながら一瞬止まり美奈を見た



美奈がニッコリ微笑むとまた
コポコポコポ
とカップにつがれる珈琲の
音がした。



美味しい朝食を堪能したあと
先生は早めに出て行った。
見合いの日にちも、恵さんと寄り
を戻したことも報告無しで、



美奈を軽く抱きしめて、

お弁当を渡し
/チュッとキスをして
事にもおよばず

出勤!,


その日の夕方。



東京駅で無事、リナと合流
ス✤ホがあるから
位置情報がすぐ分かる。

久しぶりのリナは髪の毛を
チョコレートブラウンに染めて
化粧も上手で凄く可愛らしく
なっていた。

白いレースのブラウスと紺色の
パンツにハイヒール
チョットあわないうちに大人っぽく
なってら‥

美奈も花柄のワンピースに
白いスニーカー
クルクル巻いた髪の毛はとても
愛らしくロングカーデイガウンの
辛子色が良く似合っている。

やはり二人であるくと
男の子達に声
をかけられてしまう。

後ろから背の高い
クラウドシヨートの
チャコールグレーのジャケット
をサラッと着こなした
男性(30代?くらい)が
怪しい感じで付いて来た。

その場所から遠からず
メンズショート
の男性がいる。
グレーのセーターの下に
ブルーのシャッ辛子色の
スラックスを履いて
革靴!
`ω´☞彼らは、良く知る人物。


いきなりリナ、が振り返り
「〃`ω´〃淳史(あつし)
  いいかげんにして!!」

と叫んだら、観念したのか
トボトボと背の高い彼が
やってきて

「りな、ゴメン!写真見たら
美奈ちゃんも可愛いから、
二人とも狙われるかと思うと
 待ってられなくて、ゴメン!」

「一郎太!私も分かってるから💢」

一郎太も看板の後ろから
ニョッキリ
頭をかきながらスゴスゴと
出て来た。

怪しい行動はバレバレ

淳史さんも一郎太を見て
驚いていたが
一郎太も淳史の存在に
ビックリしたようだった。


「ゴメン美奈、信用して無い訳
じゃ無いけど歳離れてるし、
心配 で…。」

二人は意気投合し、しかもタメで
話が合ったようで仕方なく
4人で食事に行った。
ファザコン同志の彼なんだから
可成の歳上なのはあたりまえか?














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