🍓夫の溺愛(大学教授の場合。)

彼女はこの人



マンションの入口で、美奈と荷物を
下し少しここで待ってるように
言うと・・・

一朗太は、車を駐車場に回
して来ると言って彼はエンジンを
かけ車と消えたまま


なかなか帰って来ない。


「ん~もう、寒いじゃん。」


腕をクロスさせ肩をゆらしながら
カタカタと足を鳴らして彼を待つ。

 
すると男の子達と‥先生と余り変
わらない歳の女性が先生の隣を
歩いて来た。



「誰!」
美奈がじーっと彼女を見ると
彼女は先生の顔を見て聞いた。


「あれつ?君は昼間の?」

美奈も見覚えある顔に
あのときの学生‥(ギョギョギョ)

 
『今日先生居ないって′
言っといたじゃん。
なんで来たんだ?』

  とつっこみたくなるが

「一郎太誰?」

大人の艶ッポイ、シヨートボブの
彼女はオフィスカジュアルな
スタイルで先生を見て言った。

「一郎太、知り合い?」


黒のニットのセータとグリーンの
パンツスタイルでピンクの
パンプスが目立っていた。

大人可愛い感じ。

先生も黒のニットのセータを
着てて偶然?

にしては、おそろっぽい!


顔に掛かる髪が色っぽくてかき揚
げる仕草まで板についてる。


オトナの女

美奈のロングロングのクルクル
カールは勝負にならない程大人だ。
美奈は子供に見える。

「ねえ・・・この可愛い子誰?」

 彼女が綺麗な瞳で又聞いてきた。
 化粧もしてるし、凄く大人だし
先生は、何と言うんだろう。


「ああ、彼女はね。」


   
 『言え…一郎太!!俺の彼女だって!
     言えよ!!』


美奈は、口に出したい気持ちを押
さえ期待した。


「彼女は?なに?。」
と先生の知り合いの女の人は先生
を見て小首を傾げた。



「彼女は、・・・その
・・・姪っ子だよ。
兄貴のト・・コの・・・。 」


美奈は
おったまげた、
「はぁああ、め、姪っ子、」
スコーン、マジかよww?

全員、
「アア~なる程、姪っ子さんかぁ。」


彼女も安心したように緊張が、
とけたんだろうか?
優しい笑顔になった。

納得して全員で、足元においていた
美奈の荷物を学生が抱えあげ
先生のマンションに入って行った。



駐車場にポツンと残された美奈は
暫く動けなかった。


姪っ子?、姪っ子??姪っ子!! 
一郎太の言葉がループ

彼だから・・・信用したのに
💢💢

いきなり彼女枠から追い出された
感じ、今までの甘い恋人気分が
ぶっ飛んだ!


ワタシが、子供だから、恥ずかし
かったの?彼の殺し文句の
一目惚れは、どこ
行った?


私に・・・一目惚れちゃうの?
嘘なの?
結婚詐欺男



あの女性がいたから…
あの人が好きなの?

私って、なんなんだ?



あ‼ そうか、姪っ子か?
私姪っ子?設定された。


最悪!!


一応、個々に来たままの状態だっ
たし、お暇するか‼



インターホンを下から鳴らしたら
学生が出て・・・
「叔父は?」と聞いたら、


「今から風呂はいるって言って、
浴室だよ。

 早く上がっておいでよ!
 恵さんが夕食作ってくれるって!! 」


「じゃあ,叔父がお風呂から
上がったら家に帰るって伝えて!」

美奈はやっと不思議が解けた。
あの三つ並んだ特注品の
シャワーは学生が来るから
必要だったんだ。

「え!!帰るの?恵さんの料理最高に
旨いよ、食べて帰れば。」


海斗と名乗る彼は少し粘って
誘ってくれるけどキッパリ‼拒否!


 「じゃあ、そう言うことで!! 」


マンションを後にして、思い直した。


「ハア~ツ! 振り出しに戻った
だけだよ。

悲しく何てないって、
先生も彼女が戻ったんだし、
私は・・・姪っ子ですヨーダ💢。

インスタントじゃあるまいし
お湯かけたら
直ぐ姪っ子が出来るのカヨ💢クソッ」



  「何だったんだろう。
   ワタシは、姪っ子さん?
先生の兄貴の子設定
   兄貴いたんだ。
は‼ 呆れたー」


つまりは私も軽い女に見られ
たんだ!
母親と同じビッチ
遊ぶにテゴロなビッチ


パパと同じ臭いがしたのに
ムカムカ‼


パパと同じ真面目な人と思ったのに
イライラ‼

ファザコン・・・私ファザコン
今更だけどグンと年上にしか
トキメかない‼。

パパと同じ匂いがしたのに・・・












   









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