星空の下、キミとの約束。

「……スカート短すぎ、自信あんだな」


ふっと鼻で笑うお兄ちゃんは、相変わらず憎たらしい。


「…るさいな!!お兄ちゃんの友達なんてこれよりもっと短くて、パ○ツ見えそうだったし!」

「あぁー、あいつらはもう見えてるし」

「うっわ!お兄ちゃん最低。」

「お前が言ったんだろ!?」


相変わらず口の悪いお兄ちゃんだけど、久しぶりの口喧嘩はなんだか楽しかった。

頭痛いのも、受験の日のような酷いものはずっとないし、高校生活も楽しみだし!

テンション上がっちゃう!


「はいはい、あなたたち時間は大丈夫なの?」

「「うわ、やば!!!」」


お母さんの声に、私たちは、2人して慌ててご飯を食べて家を飛び出した。
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