女嫌いのイジワル上司を攻略します!



よかった。大人っぽい格好してきて。


こんな所にいつも通りの格好してきたら恥ずかしすぎる。



そんなことを思いながら案内された席に座ると、そこからは京都の街がキラキラと見えた。



素敵だなぁなんて思っていると、「約束したろ。ちゃんと話すって」そう倉西さんが話を切り出した。

覚えてくれてたんだ…。


注文したお酒が届いて、静かに乾杯したあと、倉西さんは少しずつ話し始めた。



「もう、気づいてると思うけど、小夏は俺が大学時代から社会人になって少し、付き合ってた彼女。

俺が初めて本気で好きになった女。


俺実は、大学入った頃、恋愛の意味も分からずに、
付き合うことも面倒で、
来るもの拒まずで遊び続けてたんだ。
最低だよな。


でも大学3年のころアイツと出会って、変わった。


俺と出会った頃からとにかく、綺麗で可愛くて、オーラがあって。その辺を歩いているだけで、スカウトばかりされてるようなやつで、周りからも高嶺の花扱いされてて。


そんなアイツが遊んでばっかりしてる俺に、『そんなに遊んで楽しいか』って。
『本当に人を好きになる幸せを私が教えてあげる』って言ったんだ。



その言葉に押されて、いつの間にかアイツのこと、ほんとに好きになってた。
確かに、本気で人を好きになる幸せ、教えてもらった気がする。



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