女嫌いのイジワル上司を攻略します!
そんな時、久しぶりにアイツに会って、
やっと気づいた。
あぁ、俺はアイツとの思い出にずっと縋ってただけだったんだなって。
人間の脳はやっぱ優秀に出来てんだよ。
1人の女性しか想えないように出来てる。
アイツと会っても、前みたいな感情にはならなくて、
アイツと会ってる時間でさえ、マコに勘違いされたくないとか。
マコはもう帰ったんだろうか。とかそんなことばっかり考えて。」
………え?
切なくて苦しかった倉西さんの話が、なんだかどんどんドキドキする話に変わってる。
私が倉西さんの顔を見ると、私のことをまるで愛おしいと思ってくれてるみたいに、熱っぽくて優しい表情をしてる。
「それでようやく、
俺の頭ん中ではもうマコだけなんだなってやっと気づけた。
…なんてな、本人に面と向かって話せねぇし。」