女嫌いのイジワル上司を攻略します!



少し涙目になりながら更に小夏は続けた。



「それに、どうしてもあの記事のこと、潤に伝えたかった。

私は仕事を選んであなたと別れたんじゃない。
潤も自分も守るために別れたの。


本当はあんな記事なかったら、ずっと潤の隣にいたかったのに。
別れる時、ぐっと堪えて本当のこと言わずに潤を傷つけたこと、本当に後悔してたの。


私たちは誰から見てもお似合いで、お互い性格だって合うし、今なら仕事だって辞めたっていい。
なんのしがらみもなく一緒に居られる。


私は潤と一緒に居たいの。
今でも私、潤のことが好きなの。」




小夏の想いを聞いて、昔の自分の想いや最近まで小夏との思い出を思い出しては切ない気持ちになっていた自分を思い出す。





< 173 / 197 >

この作品をシェア

pagetop