墜落的トキシック
そんな私にハルは再度口を開いて。
「佐和と仲良くできてるみたいで、よかったよ」
隣の席になったとき、相当ダメージ受けてたからちょっと心配してたけど、杞憂だったかな。
なんて穏やかな笑顔で言ってのけたハルに全力で首を横に振る。
「なっ、仲良くはできてないよ!? 全然! 佐和くん、生意気だし、一緒にいると嫌なことばっかり……あ」
「あ?」
嫌なことばっかり、で思い出した。
今日起きた、何よりも最悪なこと。
急にずーん、と暗いオーラを放ち始めた私にハルが不思議そうにしている。
「……修学旅行実行委員」
「……?」
「なった、というか押し付けられたの。先生に」
はー、と大きくため息をついた。
ハルはまだきょとんとしている。
修学旅行実行委員のこと自体が初耳だからだろう。
私も数十分前までは知らなかったもの。
そこで、かいつまんで軽く説明することに。
───といっても、ほとんどニッセンの受け売りだけれど。
私の話を聞いたハルは、「それは……災難だったね」と苦笑している。
「災難どころじゃないよ」
と返した私にハルは。
「それって、一人?」