墜落的トキシック



「だって、どうせ食べないんでしょ」



佐和くんはもう既にお母さんのお手製弁当を食べているわけで。


それを除いても、こんなにたくさん、一人で食べきれる量じゃない。



ここにあるお弁当はごみ箱行きなんだ。

……あんまりだ、可哀想。





「や、ちゃんと食べるけど」

「えっ?」



「食べ盛りの男舐めんな。これくらい余裕だっつの」





思わず瞬きを繰り返した。

ちゃんと食べるの? 全部?




戸惑っている私を
佐和くんは嘲るように笑って。



「さすがに食いきれねーなら断るだろ。普通に」



あたりまえのようにそう言った彼に目を見張った。




佐和くんのこと、ちょっと見くびっていた。

極悪非道だと思っていたことを少し反省する。





─────そのあと、プリンを頬張る私を馬鹿にしたような目で見下してきたから、結局いつものように佐和くんへの評価は地に落ちたのだったけれど。





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