スパークリング・ハニー



朝陽に負けずとも劣らない。
眩しくて、きらきらしていて、綺麗。



お似合い、なんかやっぱり嘘だ。

ほんとうに “お似合い” っていうのは、朝陽とひかちゃんみたいなふたりのことを言うんだよ。




────悔しい? 悲しい? 寂しい?




ううん、全然ちがう。

誰にも朝陽の隣をゆずりたくはなかった、だけど、ひかちゃんに出逢った瞬間、いいやって思ったの。


ひかちゃんなら、いいの。

だって、朝陽があんな顔を見せるのはひかちゃんにだけだ。



だったら、ひかちゃん、お願い。

私にはできなかったことを、朝陽を、お願い。



ひかちゃんにならできるよ。
だって、私、憧れているんだ。



私みたいに追いかけてばかりじゃない、朝陽と肩を並べて歩くことができる。向かい合うことができる。



ひかちゃんみたいに、なりたかった。




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