無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。



「何を言うか。んじゃ、あんたの選んだ
木咲夏向はどーなってんのよ。あれこそ見た目はいいけど中身ただのクズじゃん」


く、クズって。
何もそんなはっきり言わなくても。

事実だから否定できないけれど。



「樹里さまのおっしゃる通りであります…」


「あんな男さっさと切り離しなさい。
木咲くんには深入りしないこと。いい?」


「は、はい……」


こうしてなぜか相談をしたらいつものごとくお説教をされてしまった。


他にもいろいろ他愛のない話をしていたら、あっという間に時間は過ぎる。



パンケーキ屋さんで散々喋ったあと、喋り足りず近くのファミレスへ。


パンケーキだけでは小腹がすいて、ファミレスでは山盛りポテトとドリンクバーだけで、何時間も喋っていた。



お互い時間を気にせず話していて、
気づいた頃には夜の9時半を回っていた。


かなり話し込んでしまい、急いでファミレスを出て樹里と別れ、家に帰る。

< 178 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop