無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。



「昼間来たときだって、いつも可愛いのにもっと可愛くしてきて。俺がどんだけ我慢してるかわかる?」



「え……だって夏向すごく機嫌悪そうだったじゃん」



「はぁ?そりゃそーでしょ。扉開けた瞬間に可愛い冬花目の当たりにして、押し倒したいと思ったけど我慢したんだから褒めてよ」



「えぇ……」



ってか、今さっきまで押し倒してたじゃん。




「もうほんとさー、どれだけ俺を翻弄させる気?」


「や、えっと、たまには…積極的になるのもいいかな、と思いまして」




「へー、それで俺を誘惑するためにこんな格好したの?悪い子だね、襲ってくださいって言ってるようなもんじゃん」



「そ、そんなつもりない、もん」



「そっちはそーゆー気なくても、俺から見ればそーやって見えるんだよ」

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