無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。



あれ……なんだか、夏向の瞳がとても危険に見えるのは気のせいでしょうか。



「ねー、サンタさん?
そろそろ俺にご褒美くれないの?」


「っ、」



甘い誘惑にストンッと落ちてしまう。



再び、わたしの上に覆いかぶさってきて、

そっと耳元で……。




「……煽ったんだからそれなりに覚悟しなよ。
意識ぶっ飛ぶまで冬花のこと求めるから」




ささやかれた言葉に逆らうことはできない。




結局、用意していたプレゼントは翌日に渡すことになり…。


喜んでもらえるか不安だったけれど、「冬花からもらえるもんなら何でもうれしーよ」と言ってくれて、毎日使うとも言ってくれた。




大切な人の大切な日に、こうして一緒に過ごすことがこんなに幸せなんだって実感した日でもあった。

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