私だけの場所。




微笑んだ俺を不思議そうに見る母親に頬をかく





「いや、親子だと思いまして……娘さんも珈琲飲めないみたいなことを聞きまして。」



「あー。はい、私が飲めないので私から娘にいれてあげたことはないですね……」



「そうだったんですね。匂いわ好きみたいですが。」




なんて、笑ってれば母親は俺の顔をジッーッとみてくる。何かやばいことでも口走ったか?なんて、不安が押し寄せる少しの時間……だが




「良かった……あの子、いい先生に受け持たれたみたいで……安心しました。渡辺先生……親の私が言うのもなんなんですが……娘をよろしくお願いします。」




「は?へ?」




「私も旦那も家にわかえらず仕事仕事の毎日で……あの子とコミュニケーションをとることが少なかったから……だから、きっと寂しい思いをさせてたんです。いえ、キットじゃありませんね……私も……あの子に謝ることができたら謝りたい……でも、1度こじらせた糸はそう簡単に解けないんです……だから先生。私の代わりに……あの子を正しい道に……導いてあげてください。」





なんて、俺に言う母親……戸惑う俺に
神崎みたいに笑う





「大丈夫ですよ。足立先生。私と旦那も先生と生徒の関係でしたから。……じゃあ、今日はありがとうございました。失礼致します。」





なんて、生徒指導室から出ていった神崎の母親に戸惑いながらも俺は思った……





足立じゃねぇーしっ!!渡辺だし!!ってか、途中から話全く意味わかんねぇーよ!!




と。




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